製品紹介
親水性セラミックス<FB>
FBタイプの『保水性』、『保肥性』、『通気性』は、都市の緑化や荒廃地の緑化などの生育基盤改良に、顕著な効果を発揮します。
砂地におけるフィルテックスの保水性に関する実験データ
砂にフィルテックスを混合し、K31F(草名:ケンタッキー31フェスク)を播きつけ、3ヶ月後の生育状況を下図に示す。砂1立方メートル当り90kgのフィルテックスを混合した区の生育が最も良好であり、対照区(砂のみ)の2倍強の生育重量を示している。
実施機関:東京農業大学 林学科 緑化工学研究室
■フィルテックス混合砂に生育したK31Fの枯死に至るまでの期間
量 \ 日数 | 15日 | 20日 | 25日 | 30日 | 萎凋点到達日数 |
---|---|---|---|---|---|
(A)砂のみ | △ | × | × | × | 13日 |
(B)30kg/m3 | △ | △ | × | × | 14日 |
(C)60kg/m3 | 〇 | △ | × | × | 20日 |
(D)90kg/m3 | 〇 | 〇 | △ | × | 24日 |
(E)150kg/m3 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 28日 |
備考
・K31F = ケンタッキー - 31フェスク
・播種目:1981年9月9日
・給水停止:1981年10月24日
・萎凋点到達日数 = 給水停止から枯れ始めるまでの日数
△・・・枯れ始め ×・・・枯死 〇・・・生存
『生育基盤改良材』としてのフィルテックスの特徴
ビル内緑化使用例
- 非常に大きな保水性を持ち、保水率は200%になるので、砂質土では水もちを良くし、かんばつ防止に役立ちます。
- 完全連続気孔を持ち、通気性に優れているので、粘質土では、通気、排水を良くし、根の発育をうながすと同時に根腐れ防止に役立ちます。
- フィルテックスは保肥性があるので肥料の流亡を防ぎ肥効を高めます。なお、フィルテックスには肥料養分が含まれておりません。
- したがってフィルテックスの適当量を用いれば植物の生育に必要な水分と空気が適度に供給されるので生育を良好にし管理の手数を省くことにも役立ちます。
- 断熱効果がありますので夏期は日射による過度の地温上昇を、冬期は極端な地温の低下を防ぎます。
- 科学的に不活性ですから、土中で変質せず、効果は永続的です。